ゆらぎ期って、どんな時期?|女性の心と体に起こる変化




ゆらぎ期ってどんな時期?



最近、なんだか気になる”こんなこと”

✔️暑くないのに、のぼせたり、ちょっとしたことでイライラ

✔️⽇々の掃除・洗濯、気が重い


✔️クヨクヨすることが増えた

✔️疲れやすくなったかも


✔️関節が、痛みやすい

などなど


普段の⽣活で、最近こんなこと、気になっていませんか?

もしかすると、これらは、ゆらぎ期と呼ばれる時期にかんじやすい、女性特有の症状かもしれません


「ゆらぎ期」は、女性の心と体に変化を感じやすい時期



ゆらぎ期は、女性の、プレ更年期や更年期にあたる時期。

医学用語ではないのですが、この時期に体験する一般的な症状の特徴を表して、優しく言い換えられたものです。



女性と更年期については、知る人も多いいでしょう。


ただ、少し誤解されやすいところがあって、

更年期=不調と捉えてる方も多いかもしれませんが、『更年期』という呼び方は、そもそも単に、ライフステージの名称の1つ。

必ずしも全員が同じように不調を体験するわけではないのです。


更年期は、閉経をはさんだ約10年間


『更年期』とは、閉経をはさんだ 前後約5年ずつ、トータル10年ほどの時期を指します。

ですので、何歳が更年期、なのではなく、閉経を基準として、更年期の時期がある、

つまり一人ひとり、その年齢は異なるというのは、覚えておきたいところです。


参考までに、閉経年齢の平均をおつたえしておくと、50歳頃。

その前後、45〜55歳が、更年期の平均年齢ということになります。

あくまで、平均です。


「プレ更年期」は、ライフステージの正式名称ではありません



ちなみにさきほど、『プレ更年期』という言葉もご紹介しました。

『プレ更年期』は、更年期に差しかかる前の段階、数年前ころからを

”更年期への準備期間”

という意味合いで、そう名付けられ、よく使われるようになりました。


正式な用語ではなく、どちらかというと造語のようです。



【閉経】はご存知の通り、年齢を経て、女性ホルモンの分泌が減っていった結果、⽉経が終了すること。


一般的には、40歳を過ぎる頃から、卵巣の働きが少しずつ変化し、

女性ホルモンの分泌がゆらぎ始め、閉経に近づくにつれて、その分泌は低下していきます。


その後、40代半ば以降では、さらに、ぐんと減少していく傾向が。

このように年齢と共に、女性の⽣殖機能が低下し、役割を終えていくのは’⾃然なプロセス’なんですね。

でも、どうしてこの時期、心と体の変化を感じやすくなるのでしょうか?


この時期に心と体の変化を感じるのはなぜ?



先ほど、閉経に向うにつれ女性ホルモンの分泌が減っていくと、お伝えしましたね。


では女性ホルモンはどこから分泌されているのでしょう?

卵巣の働きが変化することで、女性ホルモンがゆらぎます



女性ホルモンは”卵巣”から、分泌されています。

人は、さまざまな生体ホルモンによって、その機能が正常に働くことを保っていますが、

そのホルモン分泌をコントロール・指示しているのが、私たちの脳。


正確には、頭のちょうどど真ん中あたりに位置している、間脳のというところの視床下部が司令塔になっています。


わかりやすくお伝えすると、

『女性ホルモンを分泌してね』という指⽰を出しているのは、この視床下部なんですが、

”卵巣”が、徐々にその働きを終えていくと、この指⽰通りに、女性ホルモンを分泌できなくなっていきます 。


そうなると、視床下部が異変を察知!


そしてここは、私たちの体の機能を正常に保とうとするところですから、


視床下部:指⽰を出す ⇔ 卵巣:分泌できない


こんなことが何度も繰り返された結果


いわば「どうしたんだろう?」と、視床下部が戸惑い、調節がうまくいかないような状態になるんですね。

女性ホルモンの変化は、自律神経にも影響します



そして、この視床下部は、自律神経の働きを調節する重要な部分でもあります。

自律神経は、心臓や、その他臓器の働き、血管の収縮、呼吸、体温、汗、意識などを司っていますので、

女性ホルモンが、指示通りに分泌されず、視床下部が戸惑った状態になると、

この自律神経の働きにも影響を及ぼして、


”自律神経が乱れる”


その結果として、心と体の変化や不調を感じやすくなることがある、ということなんです。

 

この時期に感じやすい変化の代表的なものとして、

☑のぼせ・ほてり

☑イライラ

☑気⼒低下

☑疲れやすい

☑だるい

☑気分の落ち込み

☑涙もろくなる

☑関節の痛み

☑むくみ

☑皮膚の乾燥、かゆみ



などがありますが、その他、多岐にわたります。

更年期でも、感じ方は人によってさまざま



ここまでを見てきて、「結局、更年期って不調ってこと、じゃないの?」


って思われたかもしれません。


でも、この時期の、心と体の変化は感じ方や現れ方は、人によって、さまざま。

それは、この時期に感じる変化には、ここからお話する”6つの因子”も関わっているからなんです。

参考:日本産婦人科学会

https://www.jsog.or.jp/citizen/5717


更年期の変化・不調に関わる6つの因子

(※更年期の変化に関わる要因を、ここでは6つに分けて整理しました。)

1.遺伝的因子:家族歴、遺伝 

2.体質的因子:ホルモン変動と体の反応差 

3.精神的因子:感受性や精神的な健康状態 

4.⽣活的因子:⽣活習慣や健康状態 

5.ストレス的因子:心理的ストレスの程度 

6.社会的環境因:社会的環境とサポート

このように、この時期の女性が、心と体の変化を感じる背景には、さまざまな因子が、関わり合っているんですね。

なので、女性の数だけ異なる変化・感じ方があることは普通のこと。

この時期に、もし

☝⾃分⾃身が人と違う経験をしてることで、戸惑いや、不安を感じたり

☝⾃身の周りにそういう人がいたら

まずは、その戸惑いや不安をそっと、受け⽌めてあげてほしいなと思います 。


ゆらぎを感じたときに、まず知っておきたいこと




この時期に感じる、変化や不調。。。

”年齢だから仕方ないな ”と思うこともあるかもしれません。



ただ、ここまで見てきたように、更年期の心と体の変化には、

女性ホルモンだけでなく、

生活習慣やストレス、心理的・社会的要因や、環境など、さまざまな要因が関わっていますね。


だからこそ、「更年期だから」とあきらめる必要はなく、

また「生活習慣が悪いから、不調になった」と自分を責める必要もありません。


なぜなら、これまでは、それほど負担を感じなかった生活習慣が、

年齢を経て、今の自分には少し負担がかかるようになってきたかもしれない、ことが表れてきただけだから。


感じ始めた”ゆらぎ”は、

「これからの私は、少し生活習慣を変えてみたほうがいいのかも」

と、教えてくれている”サイン”とも言えるからです。



そして、今日からの暮らしの中で、できることがあります。


食事、睡眠、ストレス、カフェイン・アルコール、運動など、

日々の習慣を少し見直してみることが、その1つ。



「全部良いものに変えなくちゃ」と頑張るのではなく、


今の自分にできそうなところから、少しずつやっていってみましょう。



その具体的なセルフケアについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

↓↓↓

ゆらぎ期に「なんとなくの不調」に気づいたら、見直しておきたい5つの習慣


まとめ



ここまで、ゆらぎ期の女性に起こりやすい、心と体の変化について見てきました。

「そういえば、最近こんな変化を感じていたかも」と思い当たることがあったら、

まずは、今の自分の心と体に気づくことから始めてみましょう。

そして、日々の暮らし、生活習慣を少しだけ振り返ってみてください。



もちろん、生活習慣を見直したからといって、更年期に感じやすい変化や不調がすべてなくなるわけではありませんが、

毎日の暮らしを整えることは、心と体を健やかに保つための土台になります。


ただ1つだけお伝えしておくと、この年代の心と体の変化・ゆらぎには、さまざまな要素が関わっている場合もあります。

「つらいな」「心配だな」と感じるときは、ひとりで悩まずに、

専門の医療機関や婦人科などに一度、ご相談くださいね。

セルフケアだけで頑張ろうとするのではなく、必要に応じてさまざまな方法を組み合わせながら、

自分の心と体を支えていくことも大切です。



最後までお読みいただきありがとうございました。


私たちの心と体は、⽇々変化しています。

更年期に感じやすい「ゆらぎの症状」は、これからの⾃分をもっと⼤切にしていくための”サイン”。


ここまでのお伝えしたことが、

その”サイン”に気づき、⾃分を慈しむためのきっかけにしていただけると、嬉しく思います。

Posted by ゆち